既卒コミュ障真面目系クズが就職活動をするとこうなる

既卒四年目実務経験なしアスペルガー診断済の文系が就職するまでを予定

就職活動の中での女性差別?について

 

 就職活動初期の中に表題のものに遭遇し、随分人間不信というか社会不信が加速したのですが、その後怒涛の面接お祈り気遣いに見せた罵倒質問の中に見える嘲り等ですっかり疲弊していて忘れてしまっていて、最近ふと思い出して忘れていたという事実に自分で驚きました。

 ですので、現在書いている情報でおそらく私と相対した面接官の方やキャリアコンサルタントの方ならおそらく身バレしてしまう可能性が大きいにしても、少なくとも私の性別が女性であると分かりますし、こういったことは具体的にどういうサイトを使った時に起こったのか、私の就職活動が終わった後に詳しく書こうと思っていたのですが、私の心の傷も「ああそんなことあったな」ぐらいになりましたし、このまま記憶の彼方に消し去ってしまった場合過疎ブログとはいえ社会にこういうことがありましたと訴えられなくなると考え、記すことにしました。

 本当に記憶の彼方にあったことを最近思い出したという感じなので、「だいたいあってる」ぐらいに思っていただければ幸いです。

 


 さて先述しました通り私は女性で、ついでに文系です。そして実務経験なしの既卒です。
 現代の男女平等を謳う教育・社会の中で、二度ぐらい女性だからと言って重いものを持ってもらったことがある以外は女性であるからと言って優遇や差別を受けたことはなく、就職活動を始める中で、女性だから一般職という意識は皆無で、大卒ということもあり総合職がいいなという漠然としたイメージがありました。
 そんなときに使い始めたのがとある既卒もメインに扱ってらっしゃる人材紹介会社さんで、

HPを通じて予約

どんな会社がいいのか相談

人材紹介会社のHPに掲載されている案件から、興味があるものをネットを通して申告

会社から応募可能か返答、可能であれば紹介会社の担当の方に案件の詳しい内容をメールで送ってもらい、履歴書をそこを通じて送ってもらって書類選考、

といったような形でした。


 ここの会社に対してはいろんな面に対して不満が積もりに積もっているのですが、ここに関係ないこと以外はそれは覚えていたら就職活動が終わった後に書きます。


 一般職以外の総合職となると営業がほとんどでしたので、総合職・営業職を中心に気になった求人を申告し、私の場合は一度に3~10社、あるときは一度に三十社を超えることもありました。
 さてその返答がメールではなく電話で来るのですが、3社ぐらい申告した時に全部だめでした、といわれたときはまあしょうがないな、と思うのですが、先述した30社以上応募した時に一社も応募すらできずすべて断られた時は唖然としました。
 そちらで断られた三分の二が後日あげる別の理由でしたが、三分の一は女性だから、でした。

 もちろんネットに掲載されていた求人案件には女性不可とは全く書かれてありませんでした。
 しかもその女性不可という理由が、メーカーの営業で重いものを運ぶから、という千歩ぐらい譲って納得できる時もあったのですが、付き合いで飲み会が多く、お酒をたくさん飲むので女性だと都合が悪いと聞かされた時もあり、乾いた笑いがおさまりませんでした。

 求人にのってませんでしたよね、と指摘すると、元々人材案件の獲得に苦戦しているため相手の会社側に有利に動かないと案件をもらえないのと、女性のみなど書いていると問題になるので…と語尾を濁されました。
 もちろんメールでの問い合わせに全て電話で答えてくるのも、メールの文章という確固たる証拠を残さないためでしょう。こちらがボイスレコーダーを用意していたらどうする気だったのでしょうか。

 そういう「男女差別のために職への応募を閉ざされる」といったことが初めてだったため、私は当時大変なショックを受け、他にもこちらの企業に様々な疑惑や不信が募り、ここを通じての応募はしなくなりました。
 ああ、でもハローワークを使った時に一度こちらの企業は現在男性を募集されているので…と断られたこともありますね。
 また、先述した企業がある種馬鹿正直だったか言い訳を間違っただけで、他の就職サイトでもいくら応募しても女性だから、男性だからということで即書類選考結果のお知らせを送るところもあるのでしょう。


 最初に書いた通り、私は運よく今まで「女性だから○○できない」ということががほとんどない環境で生きてきたものですから、多少一般職や看護士といった世界でそういうことがあるのは理解していたものの、営業職・総合職という仕事でそういうことが起り得るとは全く想定しておらず、現代社会のあまりの「私が考えた近代社会っぷり」に失望してしまったのです。


 だからどうだ、というわけではないのですが、2014年春に少なくとも社会はこういう感じであり、今現在の子供たちが就職するとなった時は、こういったやり方をする人たちが少なくなってほしいな、と願っています。