既卒コミュ障真面目系クズが就職活動をするとこうなる

既卒四年目実務経験なしアスペルガー診断済の文系が就職するまでを予定

番外編:就労移行支援事業所に体験にいってみた

 

連日の番外編で申し訳ないです。先日の続き、就労移行支援事業所にいってみた、です。

まず前提として、私の症状のおさらいですが、
・知能に問題はない(全日程の高校に通い四年大学卒業できるレベル)
・コミュニケーションに致命的な課題がある(150社程度にお祈りされるレベル)
   ので↓
コミュニケーション能力の構築が最重要課題だと思われる
 (就労移行支援事業所で鍛えなければならない最重要点)

上記のことを踏まえて、以下の二つの事業所の体験談を読んでください。

あと色んな方面に対し大変上から目線で書いてます。ご注意ください。

 

 

○B事業所
 もう一つの事業所の体験は一日だけだったのですが、ここは二日ありました。
 余裕をもって事業所が開く少しだけ前の時間にいったのですが、事業所の外には既にそこに通ってる人たちが列を作って並んでいました。
 ここから文章でたらたら書いていたら読みにくくなってしまったので、ちょっと箇条書きっぽく書かせて下さい。


開き時間になったら入室
 ↓
プログラムが始まるまでに、そこの事業所の方に二枚の用紙を渡されて説明を受ける。
一枚目:その日の体調と、一日が終わった後にその日の午前と午後何をやったのか、その日の中でできた点・反省点を書くもの
二枚目:その日の自分の身だしなみを○△×で自己・他己評価してもらうもの
 ↓
時間になり、まずそこの通ってる人たちが日直のように持ち回りで担当されているのか、前に出て体験に着た私の軽い紹介やスタッフの方に連絡はないか尋ねるなど司会者のような役割をされた後、
分離礼(「『おはようございます』など言葉を言った後にお辞儀をする練習」)の練習
分離礼については私は全く聞いていなかったので
前に出てる人「分離礼をします!おはようございます!(お辞儀」
他の人「おはようございます!(お辞儀」
私(!?)
みたいな感じになってしまいました。
 ↓
ビデオ?でラジオ体操みたいなことを一通りする
 ↓
トイレ休憩
 ↓
電話応対のワークショップをする人と、タッチタイピングや軽作業等の自主勉強をする人で分かれる。
電話応対のワークショップについての感想>
笑顔の明るい新卒の子が主導する中、テキストの中に書かれた穴埋め形式になっている電話応対のやり方(名前や電話番号をメモをする、など)
控えめでスタッフが声をかけないと答えようとしない人と、スタッフが説明する途中で自分の興味のあることを質問するなど積極的すぎる人たちでそれを考え
答えあわせをした後に、他の人とペアを組んで紙に書かれたことを読みあげてロールプレイング
元から一人でバリバリ進める派なのもあると思うのですが、正直に言って私には速さも勉学のレベルも合いませんでした。
更にプログラムが時間より早く終了し、昼ごはんまで暇な時間で、PCのタイピングソフトをちょろっとやらせてもらいましたが、この時点で明日の体験したくない時間の無駄だ帰りたいと思い始めました。

一時間程度昼休み

自己紹介書を書くワークショップが始まる。
※自己紹介書とは?
 こちらの事業所の自己紹介書は、例えば五分間で200字タイピングできてたのが500字になりましたとか(適当に書いてます)、実習先でこういうことを褒められましたとか、そういった日々事業所にを利用することで何が具体的にどのぐらいできるようになりました、成長しました、ということを書きます。
 私は体験初日で勿論書くことがない為、とりあえず今まで書いてきた自己PRと大体同様のことを書いていました。後にスタッフの方にたくさん書いていましたねと褒められ、疲れてないですかと過集中を心配されました。

さてここもう自分に合わないの分かったから明日もう来たくねえ度がMAXに近かった私ですが、スタッフの方に「次の体験いつでしたっけ?」と尋ねられてつい「明日です」といってしまい、また明日は午前だけのプログラムだったのもあって何も言えずすごすごと帰りました。

翌日も二枚の紙に記入をして分離礼と体操をし、「面接時の敬語のワークショップ」が始まりました。再び新卒の子が先生役だったのもあり、所長さんを含めたほかのスタッフの方々が時折説明を入れてくる以外は、教わり方も大体同じでした。
プログラムが終わって、一日の反省点等を記入した後にスタッフの方に呼ばれて個室に行き、体験の感想等を答えて、前日の電話応対プログラムや敬語のプログラムでの受け答えの内容を褒められたりしましたが、それでも150社落ちるんやでびっくりやろ?
こちらの事業所に決めた時も、こちらの事業所やめとこうと思った時も連絡してくださいといわれましたが、何度も言っている通り私がここのプログラムに触れても自身の成長が見込めないと思い、ここの事業所はやめとこうと内心決意しました。

 

・どんな人が多かったか
 口調や外見に加え就労移行支援事業所にいるということも手伝い、一目見て、もしくは一言話してるのを聞いて何らかの精神障害を負っているのだとすぐわかる人が八割程でした。年齢は若い人が多かったですがおじさんもちらほらいました。おばさんはいらっしゃらなかったです。外出して帰ってきたときにおかえり、といってもらったり、貼り出された連絡等を休憩時間に眺めているときや、パソコンで困ってることがあったら話しかけてきたりするような積極的、もしくはフレンドリーな方は2~3割ぐらいでしょうか。男性の方が多かったですが意識するほどではありませんでした。プログラム中自分から手を挙げて積極的に発言される方は決まっていて、全体の中の1割だったと思います。


・何故ここでは自分の成長が見込めないと思ったのか
 積極的に発言するけれども順番や空気を読まない人に対し注意しないなど、通ってる方が意見を言うことへの萎縮を避けているのだろうと推察したと同時にそこまで引き上げようと思ってないのだな、と感じ、また私がそれを理解できてしまっている時点でここの事業所が想定しているレベルを超えてしまっており、大きなもの得ることはほとんどできないだろうと考えました。
 また、先述したプログラムからコミュニケーションよりかは(私が習得できているレベルの)ビジネスマナーを身に着けることが主目的に感じたこと、また某大手メーカー工場への見学をされていることなどから、世間一般の考える「障碍者枠」以上のところへは就職できないだろうと感じた、というのも理由です。

 

○C事業所
 スーツ必須ということだったのでスーツを着て化粧をしていきましたが、夏という季節もあるのか、ガチガチの就活スーツスタイルの人ばかりでなく、例えばクールビズの半袖カッターシャツでも縦線が入ってるものだったりとか、女性でも上がカッターシャツではなくおしゃれなリボンのついた白い服だったりとか(服に関する語彙力の限界)を着られている方も数人いらっしゃいました。事業所にいったら他の方からおはようございますと声をかけられ、そのまま一日のプログラムの説明を受けました。
 以下B事業所の時と同じ書き方で行きます。

 

プログラムが始まるまでに事業所の方に三枚の用紙を渡されてその日一日の説明を受ける。
一枚目と二枚目は体験プログラムの中での記録を記入するもの、三枚目は午前・午後の作業を振り返るもの。
 ↓
時間になり、そこの通っている人が日直みたいなので司会をしていた。また、別の人が(おそらく日直と同じく持ち回りで)「今日の一言」をいう担当になっていたが、特に内容は適当(お肉食べたい!とか)でも良いようだ。
そこで私が前に出て軽い挨拶。(「体験で参りました××です、今日は一日よろしくお願いします」程度)
その後事業所の方が前に出て、スーツを着ているので大きい動きはできないが、軽いストレッチをしていた。
 ↓
4~5つの班に4~5人に分かれて調べ学習などの作業
私は体験なので、事業所の方がどのぐらいのレベルか知りたいとタイピングのテスト×2と30分の間に名刺仕分けがどのくらいできるかを調べられた。
この三つをやった後で午前の部が終わる


<午前の部についての感想>
個人の作業だったのもあって感想は特になし。ちなみにタイピングは自分がどの程度のレベルなのかわかったが、名刺に関しては一日が終わった後に聞くまではわからなかった。
 ↓
一時間ぐらい昼休憩。持ってきたお弁当を食べたりご飯を買いに行って食べたり
 ↓
午後の部開始。事業所の全員で金銭感覚についてのプログラムを受ける
全員に課題についてのコピーしたものを配られ、前半はホワイトボードの前に机を並べ、その日のタイトルのものがどういったものなのか、スタッフの司会で皆と共有する塾のようなスタイル後半は提示された課題に対し、スタッフが組合わせた班に分かれて各々調べものをして班ごとに発表するスタイル
前半の部で課題に対して挙手形式で応えさせたときは、手を挙げている人が7~8割と、B事業所と比較して高かった。

掃除・終礼後解散。その後スタッフの方からどうだったか感想を聞かれる。

 

・どんな人が多かったか
 大学生~大卒ぐらいの若い人ばかり。スタッフには若い人ばかりなので私が雰囲気に馴染むかどうか不安だったと言われましたがそんな歳ちがわねーから!ちなみにスタッフがいう「若い」というのはアニメやゲームが好きな人が多くそういうことで盛り上がることが多くて、ということでしたが確かに昼休みに公然とそういう話をしている人やずっとソシャゲーをしている人、授業中に何オタなのか容易に類推できる発言をしている人もいました。あと学生の授業中のようにプログラム途中で寝る人とか。そういえば男性の方が多かったです。
 あとB事業所と同じく話し方でも滑舌でもなく、なんといえばいいのかわからないんですが、会ってすぐああ何らかの精神障害なんだなと推測できるような人もいましたが、そういう人は少なく、一日一緒に過ごす中で何となく違和感を感じ、ああ確かに精神障害を持ってるんだろうなあと納得する人がそれ以外、でしょうか。
 外出から帰ってくるときに他の人に倣って「ただ今戻りました」というと「おかえりなさい」と数人から口々に声をかけられる程度には友好的で、でも何を返したらいいかわからず困ってしまいました。
 B事業所より二人でのロールプレイングではなく班でのグループワークが多いからでしょうか、調べ学習の際各々が「私○○担当します」と宣言する中ずっと考え込んでも決まらない人が割といて、普段の私なら緩く急かすかこちらが勝手に決めて担当させるのですが、各々がどういった精神障害を持っているのかわからないので言い出せず、中々困りました。

・ここに決めるのか
 B事業所は絶対ない、ということはここにするしかないのですが、正直これも迷っています。今度見学に行くらしい職場は某大手企業が障碍者雇用のために作った会社であり一般雇用の可能性はおそらくほぼゼロ、午後に受けたプログラムだけではコミュニケーション能力を伸ばせるのか判断が未だつかない、スタッフの方から聞いた話だとタイピングテスト・名刺仕分けでも事業所内で高記録をマークし午後のプログラムでもコミュニケーションに問題は見られなかったむしろ大変うまくやっていたということでまたB事業所での体験のときと同様の悪目立ちが今後起こり得る、と、此処こそもう一日互いのために体験すべきなんではという感じです。


このように事業所ごとに大変プログラムの中身や雰囲気、やることが違ってきますので、前回の見学同様体験は非常に重要だと思います。しかしどうしましょうか。お盆があけるまでに考えます。