既卒コミュ障真面目系クズが就職活動をするとこうなる

既卒四年目実務経験なしアスペルガー診断済の文系が就職するまでを予定

既卒未経験が精神不安定になる時期がやってきた

 入社式のニュースやめてください!!!働きたくて何十社何百社と書類送って面接受けても通らなくて入社式出たくても出れなくて働きたくても働けなくて泣くこともできず呆然としてる人もいるんですよ!!!!!!
 吊りたい・・・ニュースで2020年には戦力になっているでしょうとか言われて本当に吊りたい・・・私だって卒業直後、院落ちた直後に就職できてたら今頃多分戦力になれてた・・・・吊りたい・・・・・・。

 本日のお話は「障がい者雇用の面接に行ってみた」「『嘱託社員』ってわかりにくすぎなんだが」の二つです。

 

障碍者雇用の面接に行ってみた

 

今のところ障がい者雇用の面接にいってみたのは一社だけです。合同面接会も入れると片手は超えるぐらいですが、とりあえず今回は除いておきます。
それで私が受けた企業の選考について触れたいと思います。
とりあえず流れは下記の感じ。

 

ハロワで障がい者求人を探して、ハロワを通じて応募が可能か尋ねる
 ↓
障がい者手帳のコピーや履歴書を送付して書類選考
 ↓
書類選考通過の通知を受け取る
 ↓
会社に行って軽く会社の説明を受ける。その後筆記試験を受け、一次面接
 ↓
実際の職場を見学。その後最終面接

 

そうなんです、御覧の通り、実はとんとん拍子に最終面接までいったんです。落ちたんですけど。
これも数か月前なんでそこまで覚えていないんですが・・・とりあえず普通の面接も経験した者として、両者の違いを述べたらいいんでしょうか?

 

一般の面接と障碍者雇用での面接での違い

 

  • 自分の障害特性がどのようなものか、また会社に配慮してほしいことについて聞かれる


 障がい者雇用をしている人事部ということである程度障害のことは知っているだろうという前提で話をするなかれ。ここの会社じゃなくて合同面接会での別の企業の話ですが、私が「自閉症スペクトラムです」と話すと「それはいつから発症されたんですか?」と返されたこともあります。そんなときでも落ち着いて一から相手に分かるように説明できるように、自分の障害について知っておくこと、また簡潔に説明できることが求められると思います。ついでにそのとき自分の障害特性で会社の仕事に合っているものがあったら、そこもアピールするといいかもしれません<例.障害特性で集中力がとても高い→この度募集されていた御社のデータ入力の仕事は、自分の障害特性である集中力の高さに大変合致していると思います。なぜなら~・・・>

 あと障害を感じた時のケース、例えば「臨機応変な対応が苦手です」といったら「それはどんなときですか?」と聞かれたりもするので、どんなときに苦手だと感じたのか、できるだけ重く伝わらないように、整理するといいと思います。

 会社に配慮してほしいことについては、人それぞれによって違うと思います。例えば指示を出す人を統一してもらわないと混乱してしまう、という人もいるでしょうし、耳栓を使わないと集中できないという人もいるかもしれません。通院もここに入るのかな。そういうのを、なるたけ、柔らかく、かつ上向きに言います。例えば、さっきの「指示を出す人を統一してもらいたい」というのは「指示を出す人を統一して頂ければ、より仕事が進めやすいです」という感じです。

 

 何度でもいうけど、私のような実務経験のないニートが考えた言葉より、皆さんが個人個人で考えたり他の人と相談してどういう風に工夫するか考えてもらった方がもっと良い言葉が見つかると思うので、私の言葉をまるっとつかっちゃだめですよ!責任取れませんよ!

 

  • いつ障害に気づいたのか、そういう診断を受けたのか聞かれる


 私の場合は「心療内科に行ったら」なんですけど、「デリケートな話題で申し訳ないけれど」と一言置いたうえで、「どうして心療内科にいったんですか?」と尋ねられました。

 するとさ・・・私の場合面接に落ち続けて面接官からも親からもきついことをいわれて心折れて自殺を考えていのちの電話に電話して・・・・って話さなきゃいけないジャン・・・・自分も面接官もその場の空気もみんな暗くなるじゃん・・・・そんなこといえないじゃん・・・・。


 なので「就職が決まらなくて、しんどかった時期に親からの言葉で心が折れて心療内科に行きました」って感じで言ってます。嘘は言っていない。空気が重くなるところを抜かしているだけだ。正直これでも空気が重くなる気がするがこれ以上抜かすと何も言えなくなるからしょうがない。
 ですがやっぱりデリケートなとこですし、言いたくないという場合は、残念かつ申し訳ないという顔をして、たどたどしく、ゆっくりと謝罪と話すのが難しいことを言いましょう。面接官の方も分かって頂けると思います。

 

  • 職場見学がある

 私の場合以外にも、他の人の話を聞いていると割とあるみたいです。15~20分ぐらいだったかな?実際に社員の方々が働かれている職場を案内してもらいました。そのときに職場を見て疑問に思った色んなことを聞いてみたりして、後の面接の役に立つような情報を仕入れたりしてました。(社風があってそう、とか)


 思い出せるのはこんな程度でしょうか。合同面接会についてはまた今度まとめますね。
 このときの面接は初めての障がい者面接だったにもかかわらず、障害特性のことを話してもすぐにそのことをフォローするようなことを話せたりと、今思い出しても本当にうまくいった面接だったと思います。でも落ちました。何故なのか。その一因が次のところにあります。

 


「嘱託社員」ってわかりにくすぎなんだが

 

 ハロワでもそれ以外でも、正社員・契約社員の分類のところを「嘱託社員」としている企業は割と多いです。大企業も例にもれません。
 嘱託社員ってなーにー?ウィキペディアによると「正社員とは異なる契約によって勤務する非正規雇用の一種」らしいです。なるほどねーなにそれ。
 当時の私は「契約社員みたいなものかな」と楽観視していました。そしてハロワで改めてもらった求人票をきちんと再確認していませんでした。だって会社の成り立ちからしてしっかりしていたし、ネットでみた求人票は給料もわりとあってボーナスもあって交通費も出て休日も福利厚生もちゃんとしてた。それ以外のところを確認するのを忘れていたんです。
 そして当日。企業で、改めて雇用条件を見ていて気付き、ある点について質問した私に衝撃走る。

 

昇給?ないよ。

 

 正社員登用制度もない。半年ごとの契約更新制でいつきられるかわからない。いやいやそれよりも昇給ないの?ほんとにいってる?マジで?

 そのときは「なんだこの会社ーーーーー!?」と思ったものですが、後で知ったんですけど障碍者求人見てみると大企業中小企業関係なく昇給ないところほんっと多いんですよね。合同説明会では昇給なしのところを切っていくと面接受ける会社が決めやすいぐらい。

 社会に言いたい。

 

一般の新卒より○万円低い給料で昇給もなしに切り捨てられる恐怖に怯えながら働き続けろとかアンタバカァ?更に障がい者用求人って単純労働専門かつ残業極少の仕事が多いから人によってはパラダイスだけどお金稼ぎたい人は全然無理だしキャリアステップとか見えないよね?お金が入らないから一億総活躍から仲間はずれだし家庭築けないし経済回せないし全方位詰んでるんだけどバッカじゃないの!?

 

 でまあ会社からはそのことについて聞かれますよね。「昇給ないけど大丈夫ですか?」と。
 一次面接では「大丈夫です」といいながらも「もちろん、あった方が嬉しいですけれど」と応えました。

 二次面接では上記の質問に加え、「××さんは、受け答えもきちんとされていて、頭も大変良く回る。それで、うちでの単純作業では満足できないんじゃないかと思うんですが・・・どうですか?」と聞かれました。

 うん、つまり、私のレベルが企業が用意していた仕事のレベルを超えていたんですね。いやー悪いなー私ハイスペックすぎて困っちゃうなー。

・・・・・・・・・一般の就職だったら力不足で落とす癖に・・・・・・・・・・・。

 ここで私内心キレてしまいました。はい内心です表面はキレてません。私、面接官に言ったように、就活が上手くいかなくて、しんどくなって、心療内科に行ったら障害を診断された人間です。もし私と同じような特性を持っている人でも、社会に溶け込めていたらそれは社会と接する障害になってないのでその人は障碍者ではない的なことを心療内科の先生がいっていた気がしますが私はそれができなかった人間です。社会に溶け込めなくて、人に好感を持ってもらえなくて、貴方と一緒に働きたくないと暗にいわれて、面接に通らなくて、仕事に就けなくて、一般就職をあきらめて、給料が下がることも、キャリアアップできないことも、雑務しかさせてもらえないだろうことも周囲から色んな目で見ることも飲み込んで、それでも仕事がしたくて、障碍者という立場で雇用されることを選んだ人間です。普通の人が、障害のない人が手に入る色んな未来が手に入るのであれば、それがほしいに決まってるじゃないですか!

 ・・・とはいえませんでしたので、「必ずやめないとはいえない」「お給料もっともらえるならそりゃあほしい」「まあそういう気になったら上司の方と相談しようと思います」「というか四月から障害者雇用均等法が改正されますし、これを機に御社の障碍者雇用も新たに考え直してみたらどうですか?」というのをやわらかーく丁寧に言い換えていいました。ごめんなさい最後の一言はもう少し意味合い違ったかも覚えてない。
 当時は本当に憤ってて後に落ちた連絡を電話でもらっても「こっちから願い下げだ」という感じだったのですが落ち着いた今なら言えるまあ落ちるよねー昇給ないから後悔してないけど。
 ちなみにこれを就労移行支援事業所の人に言ったら「何度もそういったことを聞かれたということは向こうは××さんにきてほしかったんだと思う」「そこは正直にいわなくてもよかった」と苦笑されました。馬鹿正直にいってしまうことも障害特性だからね。しょうがないね。

 そうそう、今更ですけど、嘱託社員というのはさっきいったとおり「正社員とは異なる契約によって勤務する非正規雇用の一種」っていうだけなんで、全部が全部昇給がないというわけじゃないんですよね。ただ嘱託社員だと圧倒的に昇給がないというところが多いだけで。気になる人はきちんと確認してくださいね。

 

 

 

 

ああでも本当単純労働以外の未経験者の働き場ってないんだな・・・大企業のごくごくごく一部は障碍者と一般の人の新卒採用をいっしょくたにやっていて仕事内容とかに差をつけてないとかやってたけどそれを知ったの遅すぎたんだよなあ私既卒四年目でもう新卒枠使えないんだ・・・親から離れたいのにお金稼げないんだ・・・一生此処で親の脛かじって生きるしかないんだ・・・吊りたい・・・・・・。